『矢山式気功法 大周天』矢山利彦

B00009NKBU矢山式気功法 大周天 [DVD]
矢山利彦
クエスト 2003-07-19

 『矢山式気功法 小周天』を紹介した矢山利彦先生のDVDです。小周天に続き、大周天篇です。
 収録項目としては以下の通りです。
矢山気功教室(東京)
ドクターヒーラー研究会(東京)
矢山アリゲータクラブ(東京)
誰でも気を感じる?
小周天法を達成した先に何が?
六つの呼吸
 愛 許 癒 進化 調和 創造
大周天気功法の実践
・天地交流
・十指展開
・単龍内旋
・虚心合掌
・単龍外旋
・双龍内旋
・双龍外旋
・双龍戯水
・双龍内遊
・双龍外遊
武術の基本訓練に応用する
大周天法を使って外気を取り込み出す方法
手から気を出すトレーニング
 天の気を吸い込んで外気として出す
 大地の気を吸い上げて外気として出す
 天の気と地の気を混ぜ合わせて外気として出す
阿吽気功法
 百会
 下丹田
 仙骨
 壇中
 霊台(肩甲骨の間)
 天突
 中脘
 命門
 脳戸
 印堂
気のボールに音を響かせていく
下丹田から足裏に向かって響かせる
一息ですべてのチャクラを振動させる
 まず、わたし個人としては、気功の「スピリチュアル」な側面には興味がありません。あくまで武術の訓練を補助するものとして参考にしているまでです。ただし、矢山先生の小周天のDVDについては非常に参考になり、単に体操として見てもとても質の高いものです。
 自分個人の「気」についての考えは、先の『矢山式気功法 小周天』のエントリのほか、以下で書いています(わたしは武術についても気功についても大したことの出来る人間ではないので、あくまで一練習者の個人的見解です)。
気について
体操・気功・マッサージ
 さて、『矢山式気功法 大周天』DVDですが、小周天のDVDに比べると収録時間自体が少し短い上、教室の紹介などが多く、実質的な内容としては少なめになっています。「六つの呼吸」は小周天のDVDに収められているものと同じですし、「大周天気功法の実践」「手から気を出すトレーニング」「阿吽気功法」が主な内容です。
 まず「大周天気功法の実践」で取り上げられている動作ですが、大げさな名前が付けられていますが、割とよくある「手の上にボールを乗せた」状態で肩甲骨を動かしていく運動です。中国武術の套路の中にも、同質のものが見られます。解擒術(立ち関節からの脱出法)として練習されることもあるようです。
 よくあるということはそれだけ大事だということで、とても有効な運動だと思います。立禅をある程度組んでいれば、中の感覚がよくなっている筈ですので、より精緻に肩甲骨の動きを調整していくことができるかと思います。
 龍がどうたらと仰々しいネーミングですが、要するに「片腕ずつ内旋・外旋」「両腕で同時に内旋・外旋」「両腕でズラして内旋・外旋」という動きです。「武術の基本訓練に応用する」は、これに歩法を付けたもので、やってみると結構難しいです。
 「手から気を出すトレーニング」は座盤式を高くしたような?立ち方で、気を取り込んで手から出す、というものです。指それぞれ一本ずつから、掌の労宮から、労宮と五本の指から、と繰り返していきます。正直、わたしはちょっとこれはよく理解できていません。感覚はあるのですが、もう少しやってみないと何とも言えません。
 「阿吽気功法」は「アエイオウン」の発声と共にチャクラに気を集める、というもののようで、こういう母音と身体箇所の関連性というのは色々な武術や身体操作法で見られるものです。なんとなく言われてみるとそんな気もするのですが、これもよく理解していません。とりあえず見よう見まねでやってみています。
 全体的に、『矢山式気功法 小周天』の応用編という内容で、本格的に気功をやろう、という人でなければ、小周天の方だけで十分かと思います。少なくとも、小周天の方で回す感覚がはっきり得られてからやるので遅くないでしょう。
 自分個人にとって大切な体操法としての意味では、肩甲骨の運動は有効です。小周天のDVDに収録されている体操、小周天そのもの、そしてこの肩甲骨の運動くらいを取り入れれば十分かと思います。いずれも単なる体操ではなく、気感により誘導するものですが、やっていれば段々わかってきます。

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